研究課題/領域番号 |
18K15724
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
戸澤 雄紀 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30804950)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | STXBP1 encephalopathy / 発達性てんかん性脳症 / Munc18-1 / Myosin-Va / 軸索輸送障害 / 神経変性 / 細胞死 / STXBP1脳症 / 細胞内輸送障害 / てんかん性脳症 / STXBP1 / タンパク質異常凝集 / STXBP1関連てんかん性脳症 / αシヌクレイン / ミトコンドリア機能異常 |
研究成果の概要 |
STXBP1脳症の病態解明のために、Munc18-1の二つのisoformの蛋白複合体解析を行なった。PC12細胞を用いたAffinity purificationとLC-MS解析の結果、候補相互作用因子として中枢神経に発現するモータータンパク質Myosin-Vaが上がった。マウス脳の内在性のMunc18-1 short isoformとMyosin-Vaのinteractionをreciprocal IPで共沈降を確認し、初代培養海馬神経細胞でも両タンパク質の共局在を確認した。今後STXBP1脳症で予想される細胞内輸送障害にMyosin-Vaがどの様に関わるかをiN細胞を用いて検証していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
STXBP1脳症は比較的頻度の多い発達性てんかん性脳症であるが、今回明らかになった新規相互作用因子Myosin-Vaに関連した細胞内輸送障害の病態を明らかにできれば、従来の抗てんかん薬のような対症療法のみならず、より病態に基づいた治療薬の開発につながると思われる。またSTXBP1脳症で起こると予想される細胞内輸送障害は、シナプス結合の異常や細胞死も引き起こす可能性があり、本疾患の病態解明はその他の発達性てんかん性脳症のみならず成人領域の神経変性疾患の分子病態の理解を深めることにもつながると思われる。
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