研究課題/領域番号 |
18K15729
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
小林 信吾 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (00464727)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 新生児慢性肺疾患 / 高濃度酸素 / ピルビン酸脱水素酵素 / メタボローム / 高濃度酸素性肺傷害 / 動物モデル / 解糖 / マウス |
研究成果の概要 |
メタボロミックス解析を用いて、新生仔・成獣マウスの高濃度酸素暴露に対する反応性の違いについて研究した。新生仔・成獣マウスを21%または95%酸素に4日間暴露した。肺組織を用いたメタボロミックス解析を行い、ピルビン酸脱水素酵素(PDH)活性、PDH kinase (Pdk) 4 mRNA発現、Pdk4蛋白発現・分布を評価した。ピルビン酸代謝関連代謝産物が成獣肺で高濃度酸素暴露により増加した。高濃度酸素により、成獣肺でPDH活性は低下し、Pdk4 mRNA発現は増加し、Pdk4蛋白は増加し、終末細気管支上皮に分布した。成獣マウス肺では、解糖・糖新生関連代謝産物が、高濃度酸素暴露により変化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生仔マウスと成獣マウスの高濃度酸素暴露に対する耐性の違いについて、ピルビン酸代謝経路の違いで一部説明できることが示唆された。この結果から、将来的に、ピルビン酸代謝経路をターゲットとした新生児慢性肺疾患および成人呼吸窮迫症候群の治療法の開発が期待される。
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