研究課題/領域番号 |
18K15744
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
水野 研一 新潟大学, 医歯学総合病院, 准教授 (70465219)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 潰瘍性大腸炎関連腫瘍 / 潰瘍性大腸炎 / 大腸癌 / RNA / RNAシークエンス / 炎症性発癌 / p53 / CAGE |
研究成果の概要 |
腸炎関連大腸癌モデルマウスであるAOM+DSS誘導大腸癌モデルを作成し、腫瘍部ならびに非腫瘍部よりRNA抽出しRNAシークエンスを行いました。特に非腫瘍部は右側結腸と左側結腸に分けて解析した。しかし、炎症の影響と考えられるRNAパターンの差が認められるものの腫瘍発現につながる有力なマーカー候補は見つからなかった。 その後はヒト検体を用いて、特に非腫瘍部と腫瘍部の境界に注目して免疫染色と内視鏡画像の対比行った。p53過剰発現を呈するUC関連腫瘍とUCを背景とする散発性腫瘍の内視鏡所見を比較検討したところ,UC関連腫瘍では平坦な形態を示す領域において円形の開口部を呈する病変が多いことが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腸炎関連大腸癌モデルを用いて発癌に関する有効なマーカーを発見することはできなかったが、一般的に内視鏡的診断が困難とされるUC関連腫瘍における内視鏡像の特徴をp53遺伝子過剰発現との対比によってその特徴が捉えられたため、今後の病変の発見や診断に有益な成果であると考えられます。
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