研究課題/領域番号 |
18K15747
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 修司 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (00789638)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / 潰瘍性大腸炎 / サイトメガロウイルス / ulcerative colitis / cytomegalovirus |
研究成果の概要 |
本研究は、T細胞受容体α鎖欠失マウスにマウスサイトメガロウイルス (murine cytomegalovirus, murine CMV)を感染させた炎症性腸疾患CMV感染マウスモデルを用いて炎症性腸疾患におけるCMV感染による難治化機構を解析した。 その結果、マウスモデルにおいてもヒトと同様にCMV感染により腸炎がステロイド治療に対して難治化することが示された。その機序に関しても、CMV感染により腸管炎症におけるT細胞分化に変化をきたすことが明らかとなった。本研究に用いたマウスモデルにより難治性炎症性腸疾患におけるCMVの役割の更なる解明が期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease, IBD) には治療に難渋する重症例、治療抵抗例が存在する。サイトメガロウイルス(cytomegalovirus, CMV) は、IBD、特に潰瘍性大腸炎における重症化、難治化の要因の1 つと考えられているが、その機序については明らかでない。 本研究では、ヒトIBD 患者におけるCMV 再活性化例と類似した治療抵抗性を示すCMV感染合併IBDマウスモデルを確立することに成功した。このマウスモデルを使用することでIBDにおける難治化のメカニズムを詳細に検討することが可能となった。
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