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ガレクチン-9の膵癌細胞抑制機構に関連するエクソソームmicroRNA

研究課題

研究課題/領域番号 18K15753
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関香川大学

研究代表者

坂本 鉄平  香川大学, 医学部, 協力研究員 (30769328)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードガレクチン-9 / 膵臓癌 / マイクロRNA / エクソソーム / マイクロRNA / ガレクチンー9 / ガレクチン‐9
研究成果の概要

Gal-9濃度依存的に膵癌細胞(PK1,9)増殖抑制効果を認めた。また、膵癌細胞に対し、Gal-9は、アポトーシスの誘導が生じていることを証明した。さらにGal-9の膵癌に対する抗腫瘍効果に関連するマイクロRNAは、2555分子のmiRNAのうち、有意な差をもって(p<0.05)癌細胞内に上昇したmiRNAは13分子、減少したmiRNAは6分子が候補分子であった。癌細胞内(PK-1)で減少していたmiR-301は、エクソソーム内で増加していた。PK-1にmiR-301を遺伝子導入すると細胞の浸潤能が増強した。よって、miR-301は、膵癌の進展抑制の標的分子となりうる。

研究成果の学術的意義や社会的意義

医学分野におけるエクソソーム内のマイクロRNAの研究は、今始まったばかりである。難治癌である膵癌のマイクロRNA、エクソソーム内のマイクロRNAの網羅的な発現プロファイリングを作成することは、発癌機序、予後予測、創薬などの新たな治療法開発の手がかりとなることが期待される。さらに、マイクロRNAの研究は、将来的には、癌のみならず、さまざまな疾病の診断、治療、創薬開発を目指したバイオ産業の基盤技術となる可能性を秘めている。Gal-9の抗癌作用に関連するエクソソーム内のmicroRNAを同定するならば、エクソソームをターゲットとした新たな治療法の開発の手がかりとなることが期待される。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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