研究課題/領域番号 |
18K15754
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
|
研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
高橋 宏和 佐賀大学, 医学部, 講師 (20607783)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | NAFLD / 運動療法 / 肝線維化 / 非アルコール性脂肪性肝疾患 / バイオマーカー / 網羅解析 / サルコペニア / NASH / 運動 / ヘパトカイン |
研究成果の概要 |
本研究では、運動によって惹起される肝由来のligand(へパトカイン)に着目し、マウス運動モデルの肝組織のRNAseqの解析から新規へパトカインHSC70を同定した。運動療法下において、ヒトNAFLD血清におけるHSC70とCTで評価した骨格筋面積の変化は正の相関を認めた。またin vitroでは、HSC70が培養ヒト肝星細胞におけるTGFbシグナリング及びコラーゲン産生の抑制をすることを同定した。HSC70は、NAFLDに対する運動療法バイオマーカーとしてのみならず、肝線維化改善を目的とした治療応用が期待される。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は、昨今注目されながら詳細なメカニズムが不明である「NAFLDに対する運動効果」を最先端技術によって解析し、新たな治療法とバイオマーカーの可能性を示唆し、NAFLDに対する運動療法に新たな付加価値を与えた。更に世界的な肥満人口の増加を背景に、NAFLDの有病率は世界的に高く、極めて需要の多い分野に本邦発のbreak throughの可能性、発展性、創造性をもたらす可能性がある。
|