研究課題/領域番号 |
18K15762
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
近田 裕美 東海大学, 医学部, 特別研究員 (60712776)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪性肝炎NASH / エピジェネティック制御 / Bcl6 / NASH / 非アルコール性脂肪性肝炎 / B cell lymphoma 6 |
研究成果の概要 |
肝臓特異的B cell lymphoma6 (Bcl6)欠損マウスを用いた解析から、Bcl6が非アルコール性脂肪性肝炎発症に関与することを見出している。本研究ではその分子メカニズムを解明するために、Bcl6のエピジェネティックな活性に着目して解析を進める。293T細胞を用いてBcl6相互作用因子群を精製した結果、BCoRなどのBcl6の既知相互作用因子とともに、Zinc fingerを有する転写因子などの多数の新規相互作用分子の候補を同定した。今後は肝臓でのBcl6相互作用因子群を同定するとともに、Bcl6のエピジェネティックな活性の評価およびNASH病態との関連性を検証する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
NASHは、脂質代謝の破綻に起因するメタボシックシンドロームの肝臓での表現型と考えられる。NASH患者の増加が予想される一方で、未だ根本的な治療法はない。本研究ではBcl6の分子機能としてエピジェネティックな活性に注目して、NASH発症との関連性を検証することにより、NASHの適切な治療標的を見出すことができると考えた。また、学術的にも肝臓のBcl6の分子機能については不明な点が多く、新規の知見を得ることができると期待した。
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