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肝線維化持続/治癒時にオンコスタチンMが切り替える向/抗線維マクロファージの解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K15767
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立国際医療研究センター

研究代表者

松田 道隆  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 研究員 (80794817)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード肝繊維化 / 肝マクロファージ / 細胞移植 / オンコスタチンM / 肝星細胞 / 肝線維化 / マクロファージ
研究実績の概要

C57BL/6マウスに肝細胞障害性薬剤を12週間以上投与し慢性肝障害を誘導すると、肝線維化をきたした。その後、肝障害性薬剤の投与をやめると、2週間以上かけて蓄積した線維が徐々に融解し、繊維化は改善した。この線維化改善過程で肝臓における単球/マクロファージが果たす役割、またその機能を調節する因子としてオンコスタチンM(OSM)に着目した。
定常時の肝臓ではOSMはほとんど発現しておらず、線維化進行に伴い徐々に発現が上昇した。その後薬剤投与を中止するとOSMは徐々に低下するが、2週間は発現は遷延していた。
この線維化が改善する過程で、マウス肝に単球/マクロファージの養子移植を行なった。肝臓局所で分泌されるOSMが養子移植した単球/マクロファージの性質に与える影響を解析するため、OSM受容体を発現する単球/マクロファージと、欠損した単球/マクロファージをそれぞれ肝線維化改善過程の野生型マウスに養子移植。結果は、OSM受容体を欠損する単球/マクロファージを移植した場合にのみ、線維化の改善が促進した。以上の結果から、肝線維化の改善過程ではOSMの発現が遷延し、マクロファージの線維溶解作用を負に制御している可能性が示唆された。
今後、肝線維化を誘導した野生型マウスおよびOSM受容体欠損マウスからマクロファージを単離し、遺伝子発現を網羅的に比較することで、OSMにより調整されるマクロファージ由来の線維化改善因子を探索同定していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 慢性肝障害原因除去後の線維肝における、オンコスタチンMによる向/抗線維性マクロファージ切り替え機構の解析2019

    • 著者名/発表者名
      松田道隆
    • 学会等名
      第26回 日本消化器病関連学会週間(JDDW2018)
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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