研究課題/領域番号 |
18K15768
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 東京都立駒込病院(臨床研究室) |
研究代表者 |
木村 昌倫 東京都立駒込病院(臨床研究室), 肝臓内科, 非常勤医師 (20805262)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 肝硬変 / 肝線維化 / NASH / Wntシグナル / 非アルコール性脂肪性肝炎 / 線維化 |
研究成果の概要 |
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は国内に1000万人、その内、肝硬変や肝癌へと進行する非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は200万人いると推定されている。NASHの肝線維化は、インスリン抵抗性や酸化ストレスなどの様々な因子が肝臓に作用することで進展していくと考えられている。本研究の目的は、NASHにおけるWnt/β-cateninシグナルを介した肝線維化機序の解明とWnt/β-catenin阻害剤であるPRI-724の抗線維化作用の解析であった。PRI-724はNASH肝線維化モデルにおいても抗線維化作用を認めた。また、肝細胞のCBPシグナルと肝線維化についても新たな知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者らは、Wnt/β-catenin阻害薬であるPRI-724をHCV Tg マウス及びC型肝硬変患者に投与して良好な抗線維化作用を確認した。本研究はHCVとは病態の異なるNASHモデルでの抗線維化作用の検討及びそのメカニズムを解明することを目的とした。結果的にNASHモデルにおいても、PRI-724投与により他の線維化モデルと同様に肝線維化の有意な改善が認められた。またCBP-flox/ALB-Creマウスを樹立し、肝細胞のCBPシグナルが肝線維化に作用する機序に関する新たな知見を得た。抗線維化治療薬が実現すれば、肝不全への進行や肝発がんを予防でき、肝硬変患者の予後の改善が期待される。
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