研究課題/領域番号 |
18K15777
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(金沢医療センター臨床研究部) (2019) 金沢大学 (2018) |
研究代表者 |
西川 昌志 独立行政法人国立病院機構(金沢医療センター臨床研究部), その他部局等, 研究員 (90794511)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 肝発がん / SVR / メチル化 / 血管内皮細胞 |
研究成果の概要 |
C型肝炎ウイルス排除達成(SVR)群とSVR後肝癌群の網羅的メチル化解析、および発現量解析にて今回TMEMを同定した。TMEMは新規かつ機能未知の遺伝子である。TMEMは腫瘍浸潤血管内皮細胞に発現が見られ、TMEM高発現群で有意に肝癌無再発期間が短期であった。TMEM過剰発現血管内皮細胞は、腫瘍形成を有意に亢進することが確認できた。TMEMは、ERストレス経路を介して腫瘍形成を亢進することが示された。TMEMは、肝発がん及び肝細胞癌の治療標的になり得ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
C型肝炎ウイルス排除達成(SVR)後の肝発がんが社会的問題となっている。SVR後肝組織を用いた網羅的メチル化解析により今回同定したTMEMは新規かつ機能未知の遺伝子であるが、我々の研究によりTMEMが腫瘍浸潤血管内皮細胞に発現し、肝発がんに関与していることを確認した。したがって、TMEMは肝発がん及び肝細胞癌の治療標的になり得ることが示唆され、臨床応用により治療へとつなげる可能性があると考えられた。
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