研究課題/領域番号 |
18K15778
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
玉井 利克 金沢大学, 医学系, 助教 (40782082)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | T細胞受容体 / 肝細胞癌 / ペプチド / 肝癌関連抗原 / 肝癌 / 免疫 |
研究成果の概要 |
肝がん患者から得られた肝がん関連抗原を認識するT細胞受容体(TCR)についての基礎的データを取得した。肝がん関連抗原であるAFP、MRP3、hTERT由来抗原特異的な細胞障害性T細胞(CTL)のTCRについて、内在性TCRの発現を抑制するsiRNAベクターに組み込んだ。それらのTCRの肝がん細胞株に対する細胞傷害活性を、共焦点レーザー顕微鏡システムを用いてtime-lapse観察で視覚的に確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
TCR治療を臨床応用するためには、内在性TCRと導入TCRとのミスペアリングを抑制しながら、治療効果の高いTCRを取得する必要がある。本研究においては、新規の肝がん関連抗原由来特異的TCRを取得することはできなかったが、既存のTCRを用いて、内在性TCR発現を抑制するベクターに組み込んだ場合の細胞傷害活性を確認した。本研究結果および用いた手法は、肝がんに対する免疫療法を確立するために有用な情報になると考えられる。
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