研究課題/領域番号 |
18K15779
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
藤本 剛英 滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90792820)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 慢性膵炎 / 腸内細菌 / 膵癌 / 早期慢性膵炎 |
研究成果の概要 |
膵癌のリスク因子として慢性膵炎が挙げられる。慢性膵炎は膵臓に線維化・細胞浸潤・実質の脱落などの慢性変化が生じ、進行するにつれて膵外分泌・内分泌機能が低下する病態である。近年、腸内細菌叢バランスの破綻が炎症性腸疾患のみならず肥満や肝疾患など様々な病態に深く関与していることが明らかになり、慢性膵炎においても口腔内細菌、小腸内細菌異常増殖と関連することが報告されている。本研究では健常者、早期慢性膵炎患者、慢性膵炎患者、膵癌患者の便中DNAを用いて腸内細菌叢の変化を明らかにすることを目的とした。健常者やその他の疾患の便が収集できたため、今後腸内細菌叢について検討予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健常者、早期慢性膵炎患者、慢性膵炎患者、膵癌患者の便中DNAを用いて腸内細菌叢の変化を明らかにし、さらに腸内細菌が膵線維化に関連した細胞(膵筋線維芽細胞)、生体に及ぼす影響を検証することを目的とする。本研究は膵線維化の病態解明の一助となり、慢性膵炎増悪・膵癌発症の早期発見のための検査や新規治療薬の開発に貢献しうるものである。今後それぞれの患者の腸内細菌叢について解析を追加する予定としている。
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