研究課題/領域番号 |
18K15784
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
林 亮平 広島大学, 病院(医), 病院助教 (80772053)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 炎症性腸疾患 / 炎症性発癌 / 癌微小環境 / 上皮間葉転換 / 上皮間葉移行 |
研究成果の概要 |
潰瘍性大腸炎(UC)の長期経過例では発癌リスクが上昇するが、UCに合併する癌は通常の癌とは異なる臨床的・病理学的特徴を持つことが知られている。その差異が生じるメカニズムは未だ詳細が解明されておらず、本研究では炎症が癌に与える影響を調査することを目的とした。 マウス大腸癌同所移植モデルにおいて、DSS (Dextran Sodium Sulfate)腸炎によりリンパ節転移の増加とマウスの生存率の低下が観察された。また、腫瘍部におけるFibronectinとVimentin、TGF-β1の発現の増加が認められた。これらの結果から、腫瘍部において腸炎により上皮間葉転換が生じる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炎症による癌微小環境が腫瘍に与える影響については未だ詳細は明らかになっていない。本研究の結果から腸炎により大腸癌において上皮間葉転換Epithelial-Mesenchymal Transition (EMT)が生じる可能性が推測された。ヒトにおける潰瘍性大腸炎関連腫瘍においても同様の現象が生じているのであれば、腫瘍間質反応を標的とした化学療法が有用である可能性が出てくる。
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