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非アルコール性脂肪肝疾患の病態におけるレクチン経路、第二経路の影響の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15789
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

林 学  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (80745787)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード脂肪肝 / 補体 / MASP / MASP-1 / MASP-3 / 線維化 / 非アルコール性脂肪肝疾患 / 非アルコール性脂肪肝炎
研究成果の概要

補体の活性化因子であるMASP-1とMASP-3の単独欠損マウスを作成したところ、それぞれ補体レクチン経路、そして補体第二経路特異的な活性化因子であった。脂肪肝疾患へ対する影響を解明するためにMASP-1欠損マウス、MASP-3欠損マウスを用いて脂肪肝モデルマウスの解析を行った。MASP-3欠損マウスでは脂肪沈着は軽減しており、血清中ALTや肝組織を用いたRT-PCRでCOL1A1はMASP-3欠損マウスで低値であった。MASP-1欠損マウスでは有意な変化は認めなかった。これらの結果からMASP-3欠損は脂肪肝疾患に対して保護的に作用していることが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)はメタボリックシンドロームの肝臓における病態であるが、有病率が高く、また肝不全へ進行するため、新たな治療方法が必要とされている。補体は生体の恒常性維持のために重要な自然免疫因子であり、MASP-1とMASP-3はそれぞれ異なる補体活性化経路の重要な活性化因子であることを明らかにした。また補体第二経路の活性化因子であるMASP-3の欠損がNAFLD病態に保護的に作用する結果が得られた。本研究は補体の特に第二経路を標的とした治療方法の創出に役立つものと考える。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Cutting Edge: Role of MASP-3 in the physiological activation of factor D of the alternative complement pathway2019

    • 著者名/発表者名
      Manabu Hayashi, Takeshi Machida, Yumi Ishida, Yusuke Ogata, Tomoko Omori, Mika Takasumi, Yuichi Endo, Toshiyuki Suzuki, Masayuki Sekimata, Yoshimi Homma, Masahito Ikawa, Hiromasa Ohira, Teizo Fujita, and Hideharu Sekine
    • 雑誌名

      The Journal of Immunology

      巻: 203 号: 6 ページ: 1411-1416

    • DOI

      10.4049/jimmunol.1900605

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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