研究課題/領域番号 |
18K15795
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
須河 恭敬 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (80772566)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 胃がん / 免疫チェックポイント阻害剤 / 腸内細菌 / 胃癌 / ニボルマブ / 免疫 |
研究成果の概要 |
胃がんに対してニボルマブを使用された症例を集積し、その臨床効果と便中の腸内細菌との関連について検討した。今回の検討では、特定の細菌や腸内細菌のパターンとニボルマブの有効性には有意な関係は認めなかった。また、血中のピロリ抗体を測定しピロリ感染とニボルマブの効果についても検討したが関連は認めなかった。腫瘍組織中の各種免疫マーカーについても解析を行い検討を進めている。今後症例を増やしてさらな検討が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
免疫チェックポイント阻害剤は様々な癌腫に対して使用されるようになっており、その効果が期待されているが、効果を得られる症例は限られており、どのような症例に効果があり、どのようにしたら効果を得られる症例を広げることができるようになるかを明らかにすることが求められている。今回の研究では、腸内細菌と胃がんの発癌に関与するピロリ菌の感染の有無とニボルマブの治療効果について検討をしたが、症例数が限られていることもあり有意な結果は得られなかった。今後さらに症例数を増やしさらに詳細な検討を行い、腸内細菌を介した免疫系の役割を明らかにしていきたい。
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