研究課題/領域番号 |
18K15803
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
黒羽 正剛 東北大学, 大学病院, 助教 (70709469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 大腸癌幹細胞 / エクソソーム / 大腸癌 |
研究成果の概要 |
本研究では、大腸癌由来3次元オルガノイド培養から超遠心方によるエクソソームの抽出に成功した。大腸癌オルガノイド由来エクソソームと、大腸腺腫オルガノイド由来エクソソームは内包されるmicro RNAが異なること、癌オルガノイド由来エクソソームでは、特にmir-1246の発現が亢進していることを明らかとした。さらには、mir-1246は大腸癌細胞株のTGFβの発現を制御しており、エクソソームによる細胞内微小環境の形成に関与していることを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3次元オルガノイド培養システムからエクソソームを抽出した。オルガノイド培養上清から抽出可能という知見は新規である。また、腫瘍の進行度によりエクソソームの性質が異なることを明らかとした。されにはニッチ形成に関与していることも明らかとした。大腸癌が発育にともない、癌は周囲の細胞、もしくは自身のheterogeneityに適応するために分泌している可能性が推定され、大腸癌の発育進展の機序解明に重要な知見がえられた。
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