研究課題/領域番号 |
18K15809
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
古屋 信二 山梨大学, 大学院総合研究部, 特任助教 (80622381)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | NASH / NAFLD / マウス / 中鎖脂肪酸 / 次世代シークエンス / MCT / 肝発癌 |
研究成果の概要 |
複数NAFLD/NASHマウスモデルにて病態的特徴を比較検討した。肝障害はマウスモデル、HFD、db/db、MCD、STAMの順に強くなり、STAMマウスは肝腫瘍を認めた。MCT混餌投与による NAFLD/NASH改善効果を検証し、HFDにMCTを加えた群では優位にNASHの予防効果を認めた。しかしMCDでは障害が高度であり、抑制効果は得られなかった。次世代シークエンスを用いて、トランスクリプトーム解析を行い、関連遺伝子とPathwayの同定を行なった。炎症性サイトカインや脂肪生成・分解の経路に変化を認め、複数関連遺伝子mRNAとmiRNAの候補を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の研究を通して脂質代謝の観点から分子標的薬の開発につながる関連分子候補を特定した。それらの分子候補を用いて、将来増加が推測されているメタボリック症候群を介した肝障害や肝発癌の抑制する治療体系の確立を今後は行う方針である。本研究は、担NAFLD/NASH患者の全身性に制御する進展形成の新たなメカニズムの解明に繋がる可能性を有し、今回同定された関連分子は、実地臨床における個別化バイオマーカーとしても有用である可能性を有し、NAFLD/NASH患者に対して極めて大きな福音となると考えられる。
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