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炎症性腸疾患の新規バイオマーカーの探索と個別化医療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18K15812
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

村上 真理  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10801293)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード炎症性腸疾患 / 獲得免疫 / シングルセル解析 / ヒト腸管粘膜固有層 / 腸管免疫
研究成果の概要

本研究では治療抵抗性の炎症性腸疾患の腸管T細胞を解析し、病態に寄与するT細胞を同定した。マスサイトメトリーとシングルセルRNA-seq解析により、炎症性腸疾患において増加するT細胞サブセットの遺伝的特徴を明らかにした。潰瘍性大腸炎では循環型のナイーブT細胞が増加するのに対し、クローン病においては組織局在性の自然免疫細胞様の遺伝学的特徴を持つT細胞が増加していた。さらにこの細胞は病変部位に集積し、炎症性サイトカインを分泌することから病態を惹起するT細胞であると考えられた。以上のように、複雑に絡み合う腸管免疫の中で炎症性腸疾患の病態形成に関与する獲得免細胞を同定し、特性を明らかにすることができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

炎症性腸疾患では病変局所において疾患特異的な免疫細胞が局在し、病態の形成に関与していると考えられる。したがって、疾患特異的免疫細胞を同定し、その機能解析を行うことにより、病態や治療標的が明らかにできる可能性がある。本研究において、我々は炎症性腸疾患において増加し、病態に関与するT細胞とその遺伝学的特徴を明らかにすることができた。さらに、そのT細胞を介する炎症のシグナル経路や、臨床所見との関連性を明らかにできたことから、学術的意義は大きく、今後の治療標的の開発につながる可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヒト炎症性腸疾患に関与する免疫担当細胞の同定2019

    • 著者名/発表者名
      村上真理、横井健人、竹田潔
    • 学会等名
      第46回日本小児栄養消化器肝臓学会学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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