研究課題
若手研究
小児の最新の循環機能の実態を把握し、小児の随時血圧に与える要因について遺伝・環境要因双方から検討した結果、体格の指標や心拍数と血圧高値との関連が認められた。過体重と過体重でない小児にわけて解析した結果、過体重でない小児においては、母親の高血圧既往と小児の血圧高値との関連が認められた。また心機能の指標である心電図波形でも、父母の波形といくつかの小児の波形で関連が認められたが、特に母親の心電図波形では関連する項目が多かった。
小児の血圧や心電図波形には、特に母親の高血圧、心電図波形とそれぞれ関連があった。学校健診の項目に血圧測定は含まれていないが、30代では国民の2人に1人が高血圧を発症することから、過体重の児や母親に高血圧既往のある児は、定期的な血圧測定で高血圧の徴候を捉えることが必要である可能性が示唆された。
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Journal of Obstetrics and Gynaecology Research
巻: 46 号: 9 ページ: 1672-1677
10.1111/jog.14383