研究課題/領域番号 |
18K15849
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
内海 仁志 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (80815655)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | カテコラミン誘発性心室頻拍 / 致死性不整脈 / リアノジン受容体 / カルシウムリーク / カルモジュリン / ダントロレン |
研究成果の概要 |
心筋筋小胞体のカルシウムイオン(Ca)放出チャネルである心筋型リアノジン受容体(RyR2)は、カテコラミン誘発性心室頻拍(CPVT)の原因遺伝子の1つである。CPVTの発症機序として、カテコラミン誘発性にRyR2からカルモジュリン(CaM)が解離することにより、RyR2の構造変化を介して拡張期にRyR2から異常なCa漏出(Caリーク)を生じ、致死性不整脈を引き起こすことを報告した。RyR2点突然変異の部位ごとにCaリーク発症機序が異なる可能性があるため、N末端、中央、C末端に各々変異を有するCPVTノックインマウスを用い、Caリークの発症メカニズムの差異を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カテコラミン誘発性心室頻拍(CPVT)では高率に突然死する症例も少なくないため、突然死予防に植込み型除細動器が用いられており、今なお決定的に有効な薬物療法はない。CPVTの発症機序をRyR2点突然変異の部位ごとに解明することで、点突然変異部位に応じたオーダメイド薬物治療が可能となる。
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