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体水分貯留、分布の性差、加齢変化のメカニズムの解明と心不全発症予測因子の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K15910
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

長谷川 拓也  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 客員研究員 (10602584)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード心不全 / 体組成測定 / コペプチン / 体水分貯留
研究成果の概要

佐賀県有田町の健康診査において、体組成測定、心臓超音波検査を行った。高齢、女性、骨格筋量が少ないほど、体水分量全体における細胞外液、つまり血漿、細胞間質液の割合が多かった。体水分量指標はコペプチンとは有意な関連は認めなかった。しかし、体水分量指標が心臓超音波検査における左室機能指標との関連があることから、左室心筋障害と体内水分分布の変化に関連があることが示された。今回の研究では追跡期間が短く、体水分量指標が心不全発症を予測できるかどうかを評価することができなかったが、心不全発症調査を今後も継続して有用性を明らかにして行きたいと考えている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

社会の高齢化に伴い、心不全患者数が急激に増加していることが明らかになっている。左室駆出率の保たれた心不全(HFpEF)が増加しているとされているが、左室駆出率などの通常の左室収縮機能評価だけではHFpEFの評価は困難である。体内水分量、分布の変化は心不全の主たる病態のひとつであるが、その評価法、意義については十分に検討されていない。今回の研究により、体組成測定により得られる体水分量指標による体内水分分布の変化が高齢、女性、心機能低下と関連することが明らかになった。体組成測定による体水分量評価により心不全発症リスクの高い方を抽出することが可能になることが期待できる。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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