研究課題/領域番号 |
18K15917
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
松山 政史 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (30816111)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | RNA-seq / 遺伝子発現解析 / Nrf2 / 遺伝子発現網羅解析 / TLRシグナリング / 肺MAC感染 / 肺非結核性抗酸菌症 / NTM / コレステロール |
研究成果の概要 |
M. avium感染がマウスの肺組織におよぼす影響を探索するために、M. avium感染2カ月後の野生型マウス肺組織で、RNA-seqによる網羅的な遺伝子発現解析を実施した。その結果、TLRシグナルの活性に加えて、Th1、Th17免疫、PD-1経路、Nrf2経路の重要性が明らかになった。 また、抗酸化ストレス因子であるNrf2遺伝子の欠損マウスにM. aviumを感染させる実験を実施し、Nrf2はHO-1とNramp1を制御することでM. avium感染に対して防御的に働くことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者は、M. avium感染2カ月後の野生型マウス肺組織で、RNA-seqによる網羅的な遺伝子発現解析を実施した。その結果、TLRシグナル、Th1/Th17免疫、PD-1経路、Nrf2経路などの重要な遺伝子発現経路が明らかになった。この情報は、今後の抗酸菌研究の重要なライブラリーになる可能性が高く、社会的意義は大きい。さらに、Nrf2がM. avium感染に重要であることが明らかになり、今後の新規治療方法を考慮するのに重要な報告となった。
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