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交感神経の過活動の制御を焦点とするARDSおよび肺癌への新たな治療戦略の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K15929
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関宮崎大学

研究代表者

坪内 拡伸  宮崎大学, 医学部, 助教 (60573988)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードグレリン / ARDS / 肺癌 / 交感神経 / 癌
研究成果の概要

交感神経の過活動は炎症、癌の進展と関連する。グレリンが交感神経活性を強力に抑制することに着目し、グレリンシグナルとARDSと肺癌の発生および増大との関連を検討した。LPS投与マウスにおいて、薬理量の過剰なグレリン投与は肺炎症を軽減した。その効果は迷走神経切断処置においても認められた。グレリン受容体欠損マウスでは、LPS投与による炎症が減弱化していた。内因性のグレリンと薬理量のグレリン投与による炎症シグナルへの効果が異なることが示唆された。内因性グレリンの欠損したマウスでは、ウレタン腹腔内投与による肺癌の発生が有意の増加していた。グレリンシグナルの欠損が肺癌の発癌に影響する可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果から、内因性グレリンの有無が難治性呼吸器疾患の一つであるARDSの病態の悪化に関与することが明らかになった。ARDSは有効な治療が確立されていない呼吸器疾患の一つであり、本研究で得られた知見が新しい治療法につながることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Ghrelin attenuates lipopolysaccharide-Induced acute lung injury independently of vagus nerve circuit2019

    • 著者名/発表者名
      Hironobu Tsubouchi
    • 学会等名
      The 24th Congress of the Asian Pacific Society of Respirology
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 肥満関連喘息におけるグレリンの役割の検討2018

    • 著者名/発表者名
      坪内 拡伸
    • 学会等名
      第91回日本内分泌学会学術総会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 尿中微量蛋白質断片解析による新規肺腺癌診断マーカーの探索2018

    • 著者名/発表者名
      坪内 拡伸
    • 学会等名
      第55回日本臨床分子医学会学術集会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-12-25  

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