研究課題/領域番号 |
18K15939
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
木村 孔一 北海道大学, 大学病院, 医員 (90789330)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 難治性喘息 / バイオマーカー / 増悪 / 個別化治療 / 経年変化 / 喫煙 / 病型分類 |
研究成果の概要 |
喫煙者を含む、前向き6年間の難治性喘息コホート研究のデータを用いて種々の解析を行った。サイトカインなどの分子の他、呼吸機能やその他喘息の状態を把握するための指標をバイオマーカーと捉え、経年変化に着目した。 血液、喀痰中のサイトカインの経年変化に関しては、現在のところ有力な結果は得られておらず、今後も解析を続けていく。呼吸機能に関しては、現在解析中であり、今年度中に学会・論文発表の予定である。3年間の増悪調査において、3年間持続的に複数回増悪する群は、好酸球や呼気中一酸化窒素濃度など、いわゆるTh2マーカーとの関連が見られた。カットオフ値を用いた病型分類を試みており、現在論文作成中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では喫煙者を含む集団を対象として、より実臨床を反映している質の高いコホートである。現在の喘息治療における課題は、治療が難しい「難治性喘息」の患者を、いかに早期に見つけ出して介入するか、というところにあると考えられる。こういった意味では、本研究の結果から、将来の増悪リスクが高い患者群を見つけ出すことができるようになる可能性があり、そういった患者群に対してはより注意して治療介入を行うことができよう。
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