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LKB1が不活化した肺癌における腫瘍進展のメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15949
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 一大  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40809810)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードLKB1 / SMOC1 / 細胞増殖 / 移動能 / 血管新生 / 予後予測因子 / 非小細胞肺がん / 予後予測 / 非小細胞肺癌
研究成果の概要

腫瘍抑制遺伝子であるLKB1が不活化した非小細胞肺癌は、進行が早く極めて予後が悪い。同腫瘍の進展メカニズムを解明するため、肺癌細胞株及び肺癌組織のmRNA・タンパク質の発現レベルを網羅的に解析した。その結果、LKB1が不活化した肺癌では、分泌タンパク質であるSMOC1が高発現していることを発見した。SMOC1は、成長過程で骨や眼の形成を促進する因子である。SMOC1の機能解析を行い、癌細胞の移動能の促進及び腫瘍血管の新生に関わっていることを新たに突き止めた。さらに、SMOC1が高発現している肺癌患者は予後が極めて悪く、独立した予後予測因子になりうることも算出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

腫瘍抑制遺伝子であるLKB1は非小細胞肺癌 の約20%において不活化変異をきたしており、腫瘍の進展が早く極めて予後が悪い。本研究では、LKB1が不活化した肺癌の特徴を分子レベルで解明することを目指し、研究の成果としてSMOC1という分泌タンパクの高発現が、腫瘍の増殖・進展に寄与していることを発見した。今後は本研究を基盤に、予後の悪いLKB1が不活化した肺癌に対し、SMOC1を標的とした新たな治療戦略の構築を目指すことが可能である。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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