研究課題/領域番号 |
18K15968
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
中沢 大悟 北海道大学, 大学病院, 助教 (60724135)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 血管炎 / 腎炎 / ANCA / NETs / リコモジュリン / プログラム細胞死 / 好中球 / プログラムネクローシス / 自己免疫疾患 / 好中球細胞死 |
研究成果の概要 |
MPO-ANCA関連血管炎モデルを用いてNETsに関連する分子をターゲットに治療としてリコンビナントトロンボモジュリンに着目した。本疾患の病態は、病原性自己抗体であるANCAが,好中球を活性化し全身の微小血管を傷害するが、好中球プログラム細胞死の1つであるNeutrophil Extracellular Traps(NETs)の制御異常が本疾患の病態の中心をなす。in vitroでリコンビナントトロンボモジュリンが直接好中球に作用してNETsを抑制し、また血管内皮傷害も抑制することを示した。モデル動物に投与することで血管炎病態を改善することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ANCA関連腎炎は壊死性半月体形成性糸球体腎炎や肺出血を呈する重篤な疾患であり、近年強力な免疫抑制治療により寛解導入率は向上してきたが、治療関連感染症死が60%と非常に多いため、依然として予後は不良であり、特異的な治療の開発が必要である。本治療は、過剰な免疫抑制を引き起こさずに病態を改善する可能性があり、またすでに敗血症/DIC病態に対して臨床使用され安全性も確認されており、新規治療薬として臨床応用できる可能性がある。
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