研究課題/領域番号 |
18K15971
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
三上 大輔 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 助教 (90464586)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 短鎖脂肪酸 / プロピオン酸 / GPR41 / GPR43 / 腸腎連関 |
研究成果の概要 |
腸内細菌叢が産生するプロピオン酸添加水をアデニン負荷マウスに投与した.その結果,濃度依存性に血清BUN,Cr値が改善し,腎組織も改善することが確認出来た.また,プロピオン酸の受容体である,GPR41, GPR43のノックアウトマウスでは,プロピオン酸添加による腎機能の改善効果が,正常マウスより減弱された.よって,短鎖脂肪酸,GPR41,GPR43の連関を示された.また,腎組織において,炎症性サイトカインの改善が有意にみられ,GPR41, GPR43は炎症に関与することが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
腸内細菌叢の改善が,腎保護効果につながる可能性を示すことが出来た.今後,慢性腎臓病(CKD)の治療の対象に腸内環境の調整,あるいは短鎖脂肪酸の投与が新たな治療法の一つになる可能性を考えた.
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