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超解像度顕微鏡を用いたneo renal histologyの創出

研究課題

研究課題/領域番号 18K15974
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

松本 あゆみ  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (40794053)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード腎生検 / 超解像度顕微鏡 / 腎病理
研究成果の概要

腎組織の微細構造の変化は疾患の発症や進展に密接に関連している。本研究で我々は、ヒトおよび動物腎組織にエラスチカマッソン染色を施し超解像度顕微鏡を用いて観察したところ、ポドサイトの足突起や尿細管上皮細胞のミトコンドリアが描出できることを見出した。さらに、フーリエ変換を用いて各正常構造の破綻の程度の定量評価を行ったところ足突起の破綻の程度と尿蛋白量には良好な相関関係が得られた。同様の方法でミトコンドリア正常構造の障害の定量評価も可能であった。我々の方法は、腎組織の微細構造を簡便に定量評価することができるため個体毎のより詳細な病態把握に寄与する可能性があり、有用である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で我々は、一般診療に用いられているエラスチカマッソン染色などの通常染色プレパラートを、そのまま超解像度顕微鏡で観察することにより、これまで通常の光学顕微鏡で観察困難であった腎組織のポドサイト足突起やミトコンドリアが観察できることが明らかにした。また、これらの微細構造画像をフーリエ変換を用いて解析することにより、疾患による微細構造の破綻を定量的に評価することが可能であった。本方法を用いて腎生検病理を評価することでより詳細な病態を把握し、適切な治療選択に寄与できる可能性がある。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

研究成果

(2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 腎臓の新しいイメージング戦略2019

    • 著者名/発表者名
      松本 あゆみ
    • 学会等名
      第62回日本腎臓学会学術総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] エラスティカマッソン染色検体の超解像度顕微鏡観察によりポドサイト足突起等の評価が可能である2018

    • 著者名/発表者名
      松本 あゆみ
    • 学会等名
      日本腎臓学会学術総会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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