研究課題/領域番号 |
18K15992
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
丸山 啓介 旭川医科大学, 大学病院, 客員助教 (30648324)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | APE1 / 慢性腎臓病 / 抗酸化ストレス / プラスミドベクター / 腎臓病 / 腎不全 / 酸化ストレス |
研究成果の概要 |
慢性腎臓病は末期腎不全に至る危険率が高いのみならず、心血管疾患の独立した危険因子である。しかし、既存の治療法は腎不全の進展抑制には一定の効果を認めるが、決して十分とは言えず、新しい治療法の開発が重要な課題となっている。 我々は抗酸化ストレス作用を持つ多機能酵素であるApurinic/apyrimidinic endonuclease 1(APE1)に注目した。APE1を発現するプラスミドベクターを腎障害モデルマウスに投与したところ、コントロールと比べ、腎組織において線維化および炎症反応を有意に軽減することを明らかにした。したがって、APE1は腎保護的に作用することが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々は抗酸化ストレス酵素APE1の尿管結紮モデルでの腎間質線維化における役割とその作用機構を解明した。APE1は酸化ストレスの軽減のみならず、免疫機能を調整することで腎保護的に作用することを明らかにした。これらの結果より、APE1の慢性腎臓病に対する新しい治療法としての可能性が強く示唆された。
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