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マイクロRNAを介した細胞間クロストークが腹膜繊維化に果たす役割の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K15994
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関東京大学

研究代表者

浜崎 敬文  東京大学, 医学部附属病院, 講師 (20617774)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード腹膜線維化 / マイクロRNA / 腹膜透析 / マクロファージ
研究成果の概要

THP-1細胞から分化・活性化されたマクロファージにGLP-1受容体作動薬であるExendin-4(Ex-4)を添加することで炎症性サイトカイン産生が抑制された。また、腹膜線維化モデルマウスにEx-4を投与し、腹膜線維化軽減、腹膜組織におけるPAI-1発現や炎症性サイトカインの発現が改善した。マクロファージに存在するGLP-1受容体を介した保護効果が期待され、そのメカニズムとしてマクロファージ由来のエクソソームに内在するマイクロRNAの発現変化を介した制御機構に着目し検討したが、Ex-4で有意な発現変化を認めるマイクロRNAの同定にはまだ至らず、今後の課題と思われた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病治療薬としても使用されているGLP-1受容体アゴニストが、腹膜透析の長期的弊害の一つである腹膜線維化を抑制する可能性が示唆され、腹膜透析の長期継続や腹膜線維化抑制の新規薬剤開発に貢献できる可能性がある。これがマクロファージ由来エクソソームに内在する特定のマイクロRNAを介した作用であることを示せれば、組織線維化をもたらす炎症性疾患の制御に幅広く応用できる可能性があり、今後検討を継続したい。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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