研究課題/領域番号 |
18K16013
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
門野 至 金沢医科大学, 医学部, 助教 (20814578)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 糖尿病腎症 / 糖尿病 / 慢性腎臓病 / 運動療法 |
研究成果の概要 |
我々は運動の腎保護効果について、特に尿細管間質障害の改善効果とその機序に関し明らかにすることを目的とした。2型糖尿病/肥満ラットにおいて、運動は炎症、酸化ストレス、ミトコンドリア異常、尿細管間質の線維化に対する改善効果を示した。引き続き、骨格筋におけるミオカイン分泌やエネルギー代謝の変化が、腎臓や骨格筋のミトコンドリアの恒常性維持に関わっているかについても解析を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病腎症(以下、腎症)は、末期腎不全へ至る慢性腎臓病(CKD)の主たる原疾患である。腎症に対する治療は、末期腎不全への進展ならびに心血管疾患の発症の抑制、つまり“心腎連関”を断ち切ることを目指して、食事・運動、種々の薬物療法により腎機能の悪化および動脈硬化の危険因子である血糖・血圧・脂質などの代謝障害を包括的に管理することが推奨されている。しかし、運動療法の腎保護効果を発揮する分子的機序は十分に解明されていない。今回我々は“筋腎連関”に着目し、運動が腎症の進展を抑制できる可能性を見出した。本研究をさらに発展させることができれば、腎症に対する運動療法の重要性が確固たるものになると考えている。
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