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糖尿病性腎症進展における糸球体内皮上皮連関機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16015
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関川崎医科大学

研究代表者

長洲 一  川崎医科大学, 医学部, 講師 (40412176)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード糖尿病性腎臓病 / インフラマソーム / 上皮細胞 / kidney / mitochondoria / inflammasome / Inflammasome / podocyte / 糖尿病性腎症
研究成果の概要

「糸球体内皮細胞由来のNitric oxideが糸球体上皮細胞におけるInflammasome活性化を抑制的に制御している」と仮説を立て検証を行った。ストレプトゾトシン(STZ)誘発糖尿病モデル作成し検討した。WT及びeNOS欠損マウス(eNOSKO)を用いた。WT-STZで軽度のアルブミン尿増加を認めたがeNOSKO-STZではさらに増加していた。興味深いことにeNOS-STZでのみこれらのInflammasome遺伝子発現上昇と認めた。eNOS-ASC二重欠損マウスでは腎障害は軽減された。これらの結果から内皮機能障害はインフラマソーム活性化を介して糸球体硬化病変形成を促進させた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

内皮機能障害では糸球体硬化病変を加速させうることが示された。これは臨床的に重要な知見でありその機序解明は病態解明の大きな課題であった。本研究では糸球体内の慢性炎症制御の破綻が重要であることが示された。現在の動脈硬化関連疾患に付随する腎疾患共通のメカニズムとして特にInflammasome活性化の制御が重要であり、今後はこれらをターゲットとした治療薬の開発が望まれる。また、既存薬剤による効果を検討し早期の臨床応用を目指す。特にNO下流のPDE阻害薬もしくはsGC活性化薬の有効性を検討していきたい。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] eNOS-NO経路の破綻はNLRP3-Inflammasome活性化を促進させ腎障害を進展させる。2019

    • 著者名/発表者名
      和田佳久、長洲一、近藤恵、十川裕史、角谷裕之、城所研吾、佐藤稔、柏原直樹
    • 学会等名
      第62回日本腎臓学会総会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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