研究課題/領域番号 |
18K16043
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
井上 維 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん薬物療法研究部, 共同研究員 (30750442)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | プロテインホスファターゼ / Kras / Braf / メラノーマ / 皮膚腫瘍 / PP6 / 触媒サブユニット / ケラチノサイト / メラノサイト |
研究成果の概要 |
がん遺伝子変異データベースでは、皮膚基底細胞がんとメラノーマにおいて、脱リン酸化酵素PP6の触媒サブユニット(Ppp6c)変異がそれぞれ約20%と約10%の頻度で報告されている。本研究ではケラチノサイト特異的に2重変異(Ppp6c欠損+RAS変異)を導入すること、メラノサイト特異的に2重変異(Ppp6c欠損+変異型RAF変異)を導入することを試みた。Ppp6cが皮膚(非メラノーマおよびメラノーマ)がん抑制遺伝子として働くか否かの検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マウス皮膚2段階発がん実験で、貝毒オカダ酸が、皮膚がん腫瘍プロモーターとして働くことは、27年前に藤木博士により報告された。前後して、オカダ酸が脱リン酸化酵素の阻害剤であることが、高井博士により報告された。これらは、「皮膚がんにおいて、未同定の脱リン酸化酵素が、がん抑制作用を持つこと」を示唆していた。しかし、その脱リン酸化酵素は未同定のままだった。(174)
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