研究課題/領域番号 |
18K16063
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分53050:皮膚科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
三宅 智子 岡山大学, 大学病院, 助教 (30749627)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | Epstein-Barr Virus / Hydroa vaccniforme / 重症化マーカー / Epstein-Barr virus / 種痘様水疱症 / MIG/CXCL9 / EBウイルス / 重症化 |
研究成果の概要 |
種痘様水疱症(Hydroa vacciniforme;HV)は、日光露光部を中心に水疱、痂皮や瘢痕を認める小児に認める稀な疾患である。HVは、皮膚症状のみを認める古典型と、全身症状や肝機能障害等の血液検査異常と日光露光部以外に皮膚症状を認める全身型が存在する。しかし、ごくわずかではあるが、古典型から全身型へ移行することがあり、2つの病型を区別する診断マーカーが必要であると考えた。 本研究の結果、全身型HVの血漿中のmonokine induced by interferon-γ(MIG)は、古典型と比較して有意に上昇しており、血漿中のMIGは、HVの重症度マーカーになる可能性を考えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
種痘様水疱症は、Epstein-Barr virusが関与する小児に認める稀な疾患である。本疾患は、皮膚のみに症状を認める古典型と全身症状(発熱、リンパ節腫脹や肝機能異常等の血液学的検査異常)を認める全身型の2型が存在する。全身型の場合は、化学療法や移植が必要となるが、ごく稀ではあるが古典型から全身型へ移行することもある。 本研究の結果、全身型HVの血漿中のmonokine induced by interferon-γ: MIG(体の免疫応答に関与する物質)の値は、古典型と比較して有意に上昇していた。以上の結果より、血漿中のMIGは、HVの重症度のマーカーとして臨床応用できる可能性を考えた。
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