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アダプター分子PTIPの造血系における生物学的機能および複合体選択性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18K16087
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

中田 雄一郎  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (90793430)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
キーワード白血病 / エピジェネティクス / DNA損傷修復 / アダプター分子 / 造血幹細胞 / ヒストン修飾
研究成果の概要

白血病発症に促進的に作用するレトロウイルスMOL4070Aをマウスに感染させ、内在性の遺伝子発現変化を誘導するin vivo mutagenesisを行い、白血病発症に至る期間を比較した結果、コントロールマウスと比較してPtip cKOマウスは白血病の発症が有意に促進された。さらに、白血病を発症した Ptip cKOマウスの腫瘍細胞から DNAを抽出し、ウイルス特異的なプライマーを用いて inverse PCRを行い、ウイルス挿入遺伝子部位を同定した。その結果、Evi1遺伝子の高発現がPtipの機能欠失と協調的に作用し、白血病の発症を促進させることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

放射線や薬剤によって誘導される染色体異常は白血病を含む悪性腫瘍の原因となる。造血幹細胞におけるDNA損傷修復機構の正確な理解は、白血病に対する予測因子の同定やそれを応用した新規治療法の開発に繋がることが期待される。本申請では、PTIPがDNA修復蛋白質として直接的に損傷部位の修復に関与する一方で、ヒストン修飾を介したDNA損傷修復関連遺伝子の発現制御によって間接的にDNA修復応答を支持することを明らかにした。

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] DNA損傷修復反応におけるH3K4me3制御の解明2019

    • 著者名/発表者名
      中田 雄一郎, 山崎 憲政, 神沼 修, 本田 浩章
    • 学会等名
      第42回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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