研究課題/領域番号 |
18K16115
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小澤 孝幸 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (90815474)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | B 細胞 / Bリンパ球 / Germinal Center / IgD / 免疫発生 / SATB1 / immature B cell / anergy / immune tolerance |
研究成果の概要 |
私達の研究では、SATB1蛋白がB細胞において、SATB1蛋白がどのような機能を持っているか、ということを調べました。 SATB1蛋白は、遺伝子の発現を調整する蛋白です。レポーターマウス解析の結果、SATB1陰性のNaive細胞に対し、SATB1陽性Naive細胞は、抗原刺激に対して反応しやすく、死ににくい性質を持っていることがわかりました。B細胞のみでSATB1が発現しないマウス(cKOマウス)を作成して解析すると、cKOマウスのB細胞でも、本来抗原刺激を受けると発現しなければならない表面蛋白を発現しにくくなっていました。SATB1がNaive B細胞の活性化に重要である可能性が示唆されました
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究によって、SATB1がB細胞の免疫活性を調整する一つの要因であることがわかりました。B細胞の働きの異常は、自己免疫疾患や癌など、さまざまの病気の原因となることがわかっています。この研究でわかったSATB1とB細胞の関係は、こういった病気の新しい治療法を見つける糸口なる可能性があります。
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