研究課題/領域番号 |
18K16134
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
加藤 将 北海道大学, 大学病院, 助教 (10755896)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 滑膜線維芽細胞 / オートファジー / 関節破壊 / オートファジーレセプター |
研究成果の概要 |
本研究により、①滑膜線維芽細胞においてオートファジーレセプターの1つであるオプチニューリンがTNFα、IL-1βまたはIFNγの存在下で発現上昇すること、②オプチニューリンがRANKLの発現を負に調節していること、③滑膜線維芽細胞においてオプチニューリンをノックダウンすることによって共培養した単球の破骨細胞への分化が抑制されることが示された。これらの結果は、オプチニューリンが関節破壊を制御する上での新たな関節リウマチの治療標的となる可能性を示唆し、関節リウマチの治療戦略、特に関節破壊の抑制における新たな知見である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節リウマチの治療における最も重要な要素は関節破壊の抑制である。オプチニューリンが滑膜線維芽細胞においてRANKLの発現を負に調節しているという今回の研究成果に加え、滑膜線維芽細胞の発現するRANKLが関節破壊に特に寄与していること(Danks L, et al. Ann Rheum Dis 2016)、オプチニューリンが単球系細胞においても破骨細胞の分化を抑制していること(Obaid R, et al. Cell Rep 2015)が報告されており、これらの知見は関節破壊を抑制する上での新たな治療戦略の基盤となると考えられる。
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