研究課題/領域番号 |
18K16137
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
高橋 広行 筑波大学, 附属病院, 病院講師 (10770745)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | シェーグレン症候群 / T細胞 / RORγt |
研究成果の概要 |
シェーグレン症候群(SS)様唾液腺炎を自然発症するRORγt-TgマウスにおけるRORγt antagonist (A213)の治療効果と、その作用メカニズムにおけるNr4a2の意義を明らかにするため、6週齢雌の同マウスにA213あるいはPBSを投与した。投与後の唾液量と唾液腺のfocus scoreはA213投与群で有意に改善した。頸部リンパ節(CLN)のCD4+CD25+Foxp3-細胞はA213投与群で有意に減少した。A213は同マウスのCLNにおけるエフェクターT細胞を抑制し、SS様唾液腺炎を改善させた。同マウスの胸腺におけるNr4a2の意義に着目し、さらなる解析を進めている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々が開発したSSモデルマウスであるRORγt-Tgを用い、その治療実験により、RORγtの唾液腺炎発症における役割と、唾液腺炎の制御において治療標的となる病因的な細胞集団を明らかにした。また、本研究代表者は、先行研究においてSS患者の病態とNr4a2の関連を初めて報告しており、本モデルマウスを用い、in vivoにおけるNr4a2の病因的役割を明らかにすることを目的とした。本研究では、本モデルマウスのin vivoにおける病態解析を深化させることができたことから、この成果をもとに、Nr4a2を基軸としたSSの病態解明を継続することで、SSの新規治療開発を目指すことができると考える。
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