研究課題/領域番号 |
18K16146
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
西出 真之 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教員 (80812255)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | ANCA関連血管炎 / セマフォリン / 好中球 / 好酸球 / 血管炎 / 好酸球性副鼻腔炎 / 自己免疫疾患 |
研究成果の概要 |
MPOノックアウトマウスにMPO蛋白を免疫する既存の方法に改良を加え、腎炎の安定発症に成功した。また、副鼻腔の血管周囲に局所的な好酸球性炎症を生ずるアスペルギルス死菌を用いた好酸球性副鼻腔炎モデルを用い、安定発症を確認した。SEMA4Dが血管内皮、鼻腔上皮に働きかけて透過性を亢進させると同時に、好酸球の移行を介してポリープの産生を促す事を見出し、SEMA4D抗体による治療実験を完遂し、難治性疾患の新たな治療標的として論文報告を行った。血管炎患者臨床サンプルの解析いおいては、血清SEMA7A濃度が腎機能障害の程度と強い相関を認め、ANCA関連血管炎の新規バイオマーカーとなり得る結果が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、難病である血管炎モデルマウスの作成に着手し、好中球・好酸球を活性化させる免疫たんぱく質「セマフォリン」について研究を行いました。その結果、難病の血管炎、鼻ポリープを形成するアレルギー性疾患に対して、セマフォリンを標的とする治療が有効であることを突き止めました。
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