研究課題/領域番号 |
18K16147
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
前田 悠一 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (10815658)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 腸内細菌叢 / 腸内細菌関連関節炎 / 関節リウマチ / 腸内細菌 |
研究成果の概要 |
Prevotella copri菌をRA患者と健常者より単離し、全ゲノムシークエンスを決定し、RA患者特有の遺伝子群を見出すことに成功した。また、RA患者由来のP. copri菌が関節炎を強く誘導することを、健常者由来のP.copriと比較して、2つのマウスモデルにて証明し、Th17細胞依存性の関節炎増悪のメカニズムを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、Prevotell copri菌が炎症誘導や宿主の健康維持に関わることが示唆されていたが、病態増悪に関与する遺伝子領域は不明であった。本研究により、特有の遺伝子配列を持つP. copri菌が、関節炎誘導増悪に関与していることが明らかとなった。このことより、関節リウマチ発症における特定の腸内細菌の関与が示された。また、Helicobacter pyloriの除菌が慢性胃炎、胃十二指腸潰瘍を改善させるのと同じように、関節リウマチにおいても、関節炎惹起能の高いP. copriを除菌することができれば、関節炎を抑制できる可能性がある。
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