研究課題/領域番号 |
18K16149
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 京都大学 (2019) 神戸大学 (2018) |
研究代表者 |
塩川 雅広 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (50737880)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 自己抗原 / 自己抗体 / IgG4 / 自己免疫性膵炎 / IgG4関連疾患 / 抗原 |
研究成果の概要 |
本研究の目的であった①ラミニン511抗体陰性AIP例における自己抗原の同定、②AIP以外のIgG4関連疾患における自己抗原の同定、③同定自己抗原のマウスへの免疫による病変誘導の確認はそれぞれ、①ラミニン511抗体陰性AIP例におけるインテグリンα6β1抗体陽性AIP患者の発見、②IgG4関連腎疾患におけるラミニンβ2自己抗体陽性患者の発見、③インテグリンα6β1のマウスへの免疫による膵障害の誘導、更に④インテグリンα6β1抗体陽性AIP患者は悪性腫瘍の合併が多いという結果からバイオマーカーになりうるという研究成果から、成果は十分にあったと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、IgG4関連疾患において、病因をなす抗原を同定しているのは、申請者のグループのみであり極めて学術的意義がある。本研究において、さらなるAIPの自己抗原、加えて他のIgG4関連疾患の自己抗原が同定できれば、病態の解明のみならず、特異的な診断、治療に貢献でき、大きな発展性・創造性・社会的意義がある。 更に、IgG4関連疾患の一つである、IgG4関連肺疾患やIgG4関連腎疾患などは、現在原因不明の特発性間質性肺炎や糸球体腎炎などと、画像所見や病理所見が共通するところも多く、これらの抗原同定のきっかけになる可能性もあり、大きな創造性も有している。
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