研究課題/領域番号 |
18K16153
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
清水 俊匡 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40770467)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 多発性筋炎/皮膚筋炎 / 間質性肺炎 / IL-15 / 筋炎 |
研究成果の概要 |
多発性筋炎/皮膚筋炎はしばしば間質性肺炎を併発する。その中でも急性に呼吸不全が進行する急速進行性間質性肺炎は治療抵抗性であり特に予後不良である。今回多発性筋炎/皮膚筋炎合併間質性肺炎症例におけるバイオマーカーを測定したところ、急速進行性間質性肺炎の転帰を辿った症例と辿らなかった症例を識別する血清マーカーとして特にIL-15が重要であることが示唆された。IL-15は血清のみならず気管支肺胞洗浄液中でも急速進行性間質性肺炎例で高値であり、また肺組織中においても発現を認めた。以上から、本サイトカインは急速進行性間質性肺炎の病態に関与しており、その進行を予測するマーカーにもなりうることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多発性筋炎/皮膚筋炎は未だ原因不明の難病で、間質性肺炎を合併する場合、治療が奏功せず短期間で重症化し、生命を脅かしうる疾患である。そのため特に早期診断、治療が重要である。本研究で明らかとなったIL-15は疾患の重症度やその後の進行を早期に予測する指標として使用できる可能性があり、くわえて治療ターゲットとして創薬につなげられることも期待できる。
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