研究課題/領域番号 |
18K16175
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小野 友行 九州大学, 大学病院, 医員 (80725721)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
|
キーワード | Serratia marcescens / セラチアマルセスセンス / Serratia complex / 大規模ゲノム解析 / 病原遺伝子 / 薬剤耐性 / 薬剤耐性遺伝子 |
研究成果の概要 |
Serratia marcescensは腸内細菌科に属するグラム陰性桿菌である。近年基礎疾患を有する易感染性の患者や周術期の免疫力低下患者における血流感染などの侵襲性感染症が問題となっており、高度薬剤耐性菌も出現してきている。今回大規模ゲノム系統解析を実施した。本研究からS.marcescensのゲノム多様性が明らかになり、S.marcescensとその近縁種を含めたグループはANIを用いた系統解析から14のクレードに分類されることが判明した。これらの研究結果は近縁種を含めたグループの分類の再構築の際に重要となるゲノムデータとなり、菌の進化などの解明にも有用であると思われる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Serratia marcescensは近年臨床現場で問題となる菌ではあるものの、大規模ゲノム解析はほとんど行われてこなかった。本研究ではデータベースを利用しワールドワイドな大規模ゲノム解析を行った。これらの結果から従来の分類とゲノム解析をもとにした分類では異なった結果になることが示され、さらに薬剤耐性遺伝子を多く持つグループが存在することが判明した。本研究の結果は今後の更なる解析の基礎となるデータとなることが期待される。
|