研究課題/領域番号 |
18K16176
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54030:感染症内科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
田代 将人 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (20713457)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | アスペルギルス症 / アスペルギローマ / 動物モデル / 病態 / 慢性アスペルギルス症 |
研究成果の概要 |
研究代表者は2018年から科研費に採択された課題により、世界初となるアスペルギローマの病態を再現した動物モデルの開発に挑み、成功した(アスペルギローマモデル非ヒト動物 出願番号特願2019‐157354)。具体的には、菌球破砕液の腹腔内投与を週2回4週間継続し、前感作を成立させ、生菌と死菌から構成される人工的な菌球を試験管内で作成し、人工的に作成したマウス背部の皮下空洞に菌球を留置することで、アスペルギローマモデルマウスを作成した。本モデルは1ヶ月後にはヒトで観察されるアスペルギローマと同様の病理像が再現され、さらに実際の人の臨床像と同様に3ヶ月以上に渡り菌球が維持される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本モデルにより、アスペルギルスの菌体の排除にはマクロファージが主要な役割を果たしていることを見出した。さらに、アスペルギローマ表層で菌体を排除しているマクロファージは多くが泡沫化しており、その機能が低下していることが示唆され、マクロファージの泡沫化がアスペルギローマ難治化の原因である可能性が示唆された。最終年度の研究では、事前感作なしで死菌のみで構成される菌球を留置した場合でも、類似の現象の再現が確認できた。革新的な本モデルの確立により、病態の解明に伴う新たな治療ターゲットの発見や、動物モデルを用いた診断および治療研究が可能となり、新たな治療戦略の開発に必要な基礎研究の大幅な進展が見込まれる。
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