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腟内ミクロビオータ解析に基づく女性生殖器感染症に対するテーラーメイド治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K16188
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54030:感染症内科学関連
研究機関高知大学 (2021-2023)
愛知医科大学 (2018-2020)

研究代表者

山岸 由佳  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (60512241)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード不妊 / 腟内細菌叢 / 16s rRNAメタゲノム解析 / 不育 / メタゲノム解析 / 腟内ミクロビオーム / 妊婦 / ミクロビータ / 女性生殖器感染症
研究成果の概要

不妊・不育治療は発展しているが腟内細菌叢に着目した治療法は未確立で、日本人の不妊及び不育治療中患者の腟内細菌叢を網羅的に解析した報告はほとんどない。そこで、本研究では、日本人女性を対象に不妊及び不育治療中患者の腟内細菌叢を解析した結果、妊娠群では流産群と出産群において菌叢に有意な差は認められなかった。妊娠群と非妊娠群においてはLactobacillusの占有率、卵管や精子機能に異常がないことが必ずしも妊娠に寄与しない一方で、妊娠の有無により菌叢が有意に異なり、さらに複数の代謝経路における機能遺伝子数が有意に異なった。以上より菌叢の差異による代謝の変化が妊娠に影響を与えうる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

不妊とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず一定期間妊娠しないものを、不育とは流産あるいは死産が2回以上ある状態を指す。不妊症と不育症は原因やリスク要因の違いはあっても、生殖や周産期の分野で重要な課題の一つであり、安価で質の高い治療法を確立することは急務である。本研究では日本人の腟内細菌叢を対象に解析した結果、流産や出産に関連する菌叢の差異は認められなかったものの、妊娠の有無による菌叢の差異及びそれに付随した代謝の変化が妊娠に影響を与えうる可能性を示したことで、未だ確立されていない腟内細菌叢に焦点を当てた治療法確立のための足掛かりとなるデータを取得したと考える。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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