研究課題/領域番号 |
18K16200
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
木村 哲也 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任助教(常勤) (40792346)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 肥満 / マクロファージ / 肥満症 / 脂肪酸 / リポ蛋白 / 脂質代謝 / 糖尿病 / 脂肪肝 / 治療 |
研究成果の概要 |
本研究では、免疫細胞の一種であるマクロファージが、肥満症治療のターゲットとなるかどうかを検討しました。マクロファージは全身の臓器に分布する細胞で、細菌など微生物を貪食する機能、あるいは炎症機能といった免疫系での働きが、これまで世界中で研究されてきました。本研究では、マクロファージが体の中で脂肪の動態に影響するか、また肥満症発症や治療に関与できるかを検討しました。マクロファージでのみ遺伝子操作したマウスを用いて肥満を発症させたところ、マクロファージに何らかの手段で介入すれば肥満症を改善できるかも知れないという有望なデータを得られました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マクロファージが体内の脂肪の流れと、肥満症に影響しうることがまず分かりました。今後の研究で、その詳細なメカニズムと、関与する分子を突き止めたいと考えています。マクロファージが免疫細胞としての働きだけでなく、脂質代謝にも関与できると示した点が本研究の新しい点です。最終的には肥満症の新たな治療薬として社会実装できることを目指しています。
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