研究課題/領域番号 |
18K16234
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
倉橋 清衛 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 助教 (30567342)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 糖尿病 / 膵β細胞 / カルシウム感知受容体 / Calcilytic / インスリン / ミトコンドリア / Ca感知受容体 / CaSR / インスリン分泌 / インクレチン分泌 |
研究成果の概要 |
ヒト活性型変異CaSRノックインマウス(ADH-KI)はインスリン分泌低下を伴う耐糖能異常が認められたが、膵島1個当たりのインスリン含量や膵島の数は野生型マウスと差がなく、CaSRシグナルの恒常的活性化によるインスリン分泌低下の機序は膵β細胞量の減少ではなく、インスリン分泌機構の障害によるものと考えられた。ADH-KIにCaSRの阻害薬の投与したところ耐糖能の改善の傾向が認められ、CaSRが糖尿病の新たな薬物治療の標的になり得ることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既報では活性型変異CaSRによる耐糖能異常は膵β細胞量の減少によるとされていたが、本研究では新たな機序として膵β細胞のインスリン分泌機構の異常を見出した。CaSR阻害薬の投与によりインスリン分泌の改善が認められたことから、CaSRが糖尿病の治療標的となりうることを見出した。CaSRを標的とした糖尿病治療は類を見ず、画期的と考えられる。今後、膵β細胞選択的なヒト活性型変異CaSRノックインマウスを作出するなどしてさらに機序の解明を進め、CaSRを新たな治療標的として確立していく。
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