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C型レクチンを介した肥満脂肪組織慢性炎症の機序の解明および治療応用についての検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K16237
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関九州大学

研究代表者

木村 真一郎  九州大学, 大学病院, 学術研究員 (10805287)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードC型レクチン / 肥満 / 脂肪組織 / 慢性炎症 / NASH / メラノコルチン4型受容体 / Mincle / DAMPs
研究実績の概要

C型レクチンの1つである、macrophage-inducible C-type lectin(Mincle)は、主にマクロファージ発現を誘導するC型レクチンであるが、Mincleをノックアウトしたマウスでは、高脂肪食負荷により肥満となっても、野生型マウスと比較して脂肪組織のcrown-like structure形成とそれに伴う組織の線維化が少なく、脂肪蓄積能が保たれるとともに、肝臓への脂肪の蓄積や糖代謝異常が軽減されることが研究協力者の小川らより報告されている。しかし、C型レクチンと肥満脂肪組織慢性炎症の関連については未だ不明な点が多く包括的な理解が必要であった。
これまで、中枢性摂食調節に重要な役割を果たすメラノコルチン4型受容体(MC4R)の欠損マウスに高脂肪食を負荷することにより、NASH様肝病変を発症することが、研究協力者の小川らより明らかにされているが、申請者らはまず、本モデルマウスを用いて、肝臓、脂肪組織を用いたq-PCRを行い、C型レクチンの発現についての基礎検討を行った。さらに申請者らは、保有するMincle、dendritic cell-associated C-type lectin-2(Dectin-2)、macrophage C-type lectin(MCL)、dendritic cell immune activating receptor(DCAR)の4種類のC型レクチンノックアウトマウスおよび対照群に対して、通常食および高脂肪食による肥満誘導を行い、代謝パラメータおよび、脂肪組織、肝臓、腎臓における生理機能と疾患負荷時の臓器保護効果についての評価を進めている。
今後、さらに検討をすすめ、マイクロアレイ、プロテオソーム、メタボローム等の網羅的解析を行うことで、C型レクチンと肥満脂肪組織慢性炎症の関連について明らかにしたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2019-12-27  

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