研究課題/領域番号 |
18K16240
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
白川 純 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70625532)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 糖尿病 / 膵β細胞量 / 膵島 / 不均一性 / 分化転換 / 脱分化 / 膵β細胞 / インスリン |
研究成果の概要 |
膵β細胞などにより構成されている膵島には、インスリン分泌能や膵β細胞増殖能の異なる複数のサブタイプが存在し、それらが膵臓内の解剖学的な空間的位置により規定されていることを見出した。さらに、空間的位置に伴う膵島の不均一性(ヘテロジェネイティー)を、構造、機能、増殖・分化転換・生存等の可塑性の観点から解析し、その分子機構が明らかになりつつある。これより、各膵島のサブタイプの病態における特性を解析することが可能となり、特定の膵島サブタイプを標的とした、効率的な機能的膵β細胞量の維持ならびに増加の達成に向けた糖尿病治療研究へと展開できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、膵β細胞の不均一性を越えて、膵島での不均一性の存在と、それらの分子機構が明らかになり、新規に分類された膵島を対象とした膵β細胞機能不全のメカニズム解明が可能となる。さらにこれらの研究成果をヒトに応用していくことにより、目的とする機能的特性をもつ膵島のみを単離し、膵島のサブタイプに特化した膵島移植の実施や、iPS細胞等の幹細胞から、機能的膵β細胞量の回復に最適な機能的特性を有する膵島サブタイプの創出への発展が期待される。
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