研究課題/領域番号 |
18K16242
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分54040:代謝および内分泌学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
森田 修平 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50372868)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 小胞体ストレス / 小胞体ストレス応答 / 膵β細胞 / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
IRE1α阻害薬KIRA8を1型糖尿病モデルマウスであるNODマウスに投与し、糖尿病病態が改善したマウス全てで、優位な高血糖の再発、体重変化、健康状態への影響はなく経過し、一定の長期効果が認められた。また、KIRA8の有効性に影響する因子の一つとしてとして、nAChRシグナリングがIRE1α活性化や過剰な小胞体ストレスに対して膵β細胞保護的に働くことを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新規発症1型糖尿病モデルマウスにおいて細胞内小器官である小胞体を新規標的とした小分子化合物KIRAの長期効果を示した。また、膵β細胞においてKIRAの働きに影響を及ぼす因子の一つであると考えられるnAChR経路を同定しえた。これらの結果は、治療法の限局した1型糖尿病患者の病態の一旦を示すとともに、新規治療薬としてのKIRAの長期有効性を示唆すると考えられた。
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